2017年12月16日

演奏者とアーティストの違い

最近チャリンコで日の出を見に行くのがマイブームの山田です。
アーティストとか、ミュージシャンとか、演奏者とか、音楽家を表す言葉は色々ありますが、実は本質的に意味が違うって知ってました??

 



奏者とは「伝える人」

 

楽器奏者とかいうように使われる「奏者」という言葉。
実は、この言葉は平安時代(もっと前?)からあります。
昔の偉い人は隣の国の偉い人に言いたいことがあるとき、特使を派遣して手紙を持たせました。これを奏者と言ったんですね。

 

つまり、奏者は「伝える人」。取り次ぐ人なんです。うちの親分はこう言ってますよ、あなたはどうしますか?っていうことがちゃんとできる人。

 

これを音楽家でいうところの「奏者」に置き換えます。
古今に伝わる楽曲を体現してその作曲家などの思いや表現を正確に「伝える」人、それが楽器奏者だと言えます。
なので奏者には技術と論理的思考力が必要になります。曲を正確に解釈し、それを体現する能力を求められるからです。

 

 

アーティストとは「発信する人」

 

翻ってアーティストとは「アートをする人」のことですよね。アートというのは一言でいうと「感情の表現」です。
自分が伝えたい気持ちや言葉を、それとは一見離れた媒体を介して伝えるんです。
つまり、アーティストとは「伝えたいことを形にする人」
音楽家が自分の強い思いを音楽に乗せれば、デザイナーが洋服に思いを馳せればそれは「アート」で、アートをする人はアーティストです。

 

彼らにとっては自分の「思い」を表現することが一番重要なので、技術を追い求めることはしません。
代わりに自分が持って生まれた「センス」で媒体に強いメッセージ性を添え、思いを同じくしたファンを幸せの境地に連れて行きます。


ミュージシャンとは「音楽をやる人」

 

ミュージシャンとは日本語にすれば「音楽をやる人」のことです。
僕はギターを弾いたりしますのでミュージシャンです。
僕とよくカラオケでセッションするサラリーマンの後輩ももちろんミュージシャン。
飲み屋でグラスを割り箸でチンチン叩きながらCM曲を歌うおっさんもまたミュージシャンです。
人は音楽に包まれた瞬間、ミュージシャンなんですね。

 


プロ音楽家は奏者であり、アーティストでもあり、もちろんミュージシャンである

 

「僕はアーティストだから演奏者ではない」なんて人はほとんどいません。
なぜなら音楽には表現と伝導が混在していて、そのどちらの側面も持ち合わせているからです。
プロの多くは先人達の素晴らしい音楽を体現する奏者でありながら、自分の思いを載せたオリジナル曲を披露するアーティストでもあります。
その人その人によって得手不得手はありますが、伝統を守り、また革新的なチャレンジを厭わない、それがプロミュージシャンです。

 


じゃあプロってなに?

 

ミュージシャンの枕に「プロ」が付いてプロミュージシャン。
この話は長くなるのでまた次の機会に書こうと思います。
でも、何がプロなのかを理解するにあたって今日のお話はとても重要ですよ!
少なくとも「音楽でお金を稼ぐのがプロミュージシャンです」と言った短絡的なことではありません。
ただしこれだけは言えるのが、音通堂には素晴らしいプロミュージシャンしかいませんよ!
音通堂に演奏者の依頼をする際は安心して頂ければと思います!

Copyright© on-tsu-do All Rights Reserved.

〒134-0085 東京都江戸川区南葛西2-2-8 702
電話:03-6875-4541(代表) Mail:info@on-tsu-do.com